初めての仕事は大型定置網の乗組員でした。
サラリーマンだった私は、
初めての漁師体験に右も左もわからず
毎日覚える事ばかりでしたが、
楽しくてたまらない毎日でした。
毎朝、日の出と共に出航して、漁に出る。
そんな毎日を過ごしていた時、
大敷網に乗って二年目のことである。
毎日、毎日ハリセンボンが大量に網に入っている。
これには、参った!!!
ハリセンボンはここでは、
食べる習慣もなくどうすることもできない。
網を絞り、魚を船上にあげようとする時には、
みるみる膨らみ、自慢の針千本をパンパンに膨らましている。
これで、ほとんどの魚は全滅である。
見事に他の魚、イカなどは商品にならなくなっている。
今でも忘れられない、悲しい大敷網2年目であった。
不思議な事に3年目に網を入れたときは少し居ただけで、
問題はほとんど解決されていた。
海の中は何が起きているかわからない。
そのうちエチゼンクラゲも来るのではと心配していたのを今でも忘れない。
「たいち」そんなに泣かないでくれ・・・・・・・・
3 件のコメント:
そういえばついこの間、ママ航海士に『言うこときかないならハリセンボン飲むの?!』と怒られたなつみが『のーまーなーいーっ』って大泣きしてたっけ・・・タイムリーな話題でした。
前に見せてもらったその大量発生ハリセンボンの印象が強くて、これをなつみが丸呑みするとこを想像しちゃうんですけど。
臨時乗組員@よこはまさん
うちの船ではハリセンボンも食べるようにしているので、ただいま乗組員二人もバリバリとハリセンボンを食べる練習中です。臨時乗組員さんにも船に乗ったときには食べてもらわないと・・・・・
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