2008年5月2日金曜日

船神様

朝が明けるのが、だいぶ早くなってきた今日この頃、




朝はやっぱり気持ちいい!!
朝日を拝むのもいいが、

漁師は、航海安全を祈って船に乗っている、
船神様も拝まないといけません。

船によって乗っている船神様は違いますが、
私の船はこんな形です。



この船は中古船だったので、
前の船長が造船場でお願いして作って貰ったみたいです。

偶然にも、船を買ってしばらくして、
船の艤装を変更しようと、造船場に持っていったら、
「あぁ~この神様は私が乗っけた」と造船場の社長が言ったのでびっくり!!

詳しく聞くと、この神様の正面のドアの中には、
決まった、何種類かの決まった物を入れなくてはいけないらしい。
(もちろん地域によって違うと思う)

それは、・一円玉12枚
     ・サイコロ(2つだが一部がくっついてるらしい、手作り)
     ・五穀米
     ・塩
     ・男の子の髪の毛
     ・女の子の髪の毛
の6種類らしい、
そんなに入っているのとまたびっくりでした。

なんにしろ漁師は縁起を担ぐ人が多く、
たとえば、潮が引いている時には漁具は積まないとか、
柑橘類は船に持ってこないとか、
初めての網は塩やお神酒をかけたり、

船で作ったご飯は最初に下の写真の「タチ」の上にのけったり、
最初に開けた焼酎を「タチ」にかけたりする。
これは、最初の物は船に食べさせたり飲ませたりする意味らしい、



まぁ~こんな感じで何かとゲンをかついだり、
儀式が多かったりする。
海の恵みを貰うにはやはり気持ちも大事と言うことだろう。
確かに船を大事にしたり、
綺麗にしている船が、
どこの港でも一番漁している。
んぅ~どんな仕事もかな?
まぁ、そんな訳で、
明日は船を掃除するぞ!!!!

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