おくされさま

少し前の話だが、

き○なご漁を終えて家のドアを開けると、

なつみが走ってきた。

なつみは玄関のドアが開くといつも笑顔で走ってくるのだ。

しかし、このきび○ご漁の時は玄関に来た瞬間に、

笑顔は見る見るうちに無くなり、

腕を鼻にあてジリジリと後ずさりしていき、

「パパくさい・・・」と一言残しダッシュして部屋に戻っていく。

こんな事が何日か続いたある日、

小さな声でママ航海士に「パパって、おくされさまみたいだね」とポツリと言った。

知っているだろうか？

子供が大好きなアニメ映画、

宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」に出てくる。

「おくされさま」である。

この映画の中で異様な臭いを発しながら風呂屋に近づいてくる。

川の神様である。

自分でも臭いとは思うが、我が娘に「くさい」と言われると、

少し悲しくなると同時に、臭いまま思いっきり抱きしめてやりたいと思う。

臭いに敏感な娘は臭くて失神するかも・・・・

My 水族館

釣りが好きな私は、泳いでる魚を見るのが、
たまらなく好きである。

水族館に行くのも大好きで、
この前は「なつみ」と一緒に大分の
「うみたまご水族館」に行って来たばかりだ。

そして、いつの間にか家にもちいさな水族館がある。　



しかし、カメラが怖いのかな？
逃げ回りなかなか写真が撮れない。

まず、チョウチョウウオの仲間の
「ハタタテダイ」
背びれが長いのが人気らしい。

もの凄い逃げ回りいい写真が撮れない。



次がクマノミの仲間の「ハマクマノミ」
イソギンチャクと共生している。



そして「オトヒメエビ」である。
赤と白の綺麗な色だが、気性が荒いようなきがする。
腹が減りすぎると自分の腕を食べる。
手が無くなっててビックリした事があるが、
いつの間にかまた立派な手が生えていた。




まだ、Ｍy水族館にはその他の仲間がいるのだが、
隠れて写真に撮れない・・・・

また、チャンスがあれば紹介したい。

Touch ＆ Go

朝から、まずまず魚が取れ、本土の市場に魚を降ろしに走り。



おろしたら３０分程で本土を後に島に戻る。

そして、晩にはお友達の家にお邪魔して、

おいしいお肉を頂く！！！

んぅ～幸せな一日でした。

どっちに似てるのかな？

航行不能・・・・・

朝、漁を終えて港に戻る途中、
船が突然前に進まなくなった！！

ロープをスクリューに巻いたみたいだ。

こうなると、船はまったく動くことができない、
ただ、波、風に任せて流れるだけである。

方法は二つ、

一つ目は、ある程度、船が大きくなると、
スクリューの上に、窓がある。



ここから、スクリューの状態が見にくいが見れる。

そして、あけることができる。
（ちなみに、ある程度まで、海水が入ってくるが、
船の浮力でもちろん沈まない）

そこから絡まった物を切ったり、外したりできるのだが、
窓の直径は２０センチほど、なんともやりにくい。

そうなると、もうひとつの方法を取ることになる。

それは・・・・・・・

船を捨て、岸まで泳いで港にかえるのである。

なんて、そんなことではなく、潜るのである。
水温１８度、寒いには寒いが、我慢できる範囲？

潜って、スクリューを見ると、
なかなか太いロープをぐるぐるに巻いている。
６～７回ぐらいの潜水で何とかとることができた。

しかし、この時はブログ用の写真など撮る暇も思いつきもしなかった。

今では、何か巻いても少しは落ち着いて処理できるようになったが、
まだ、船を買って間もない頃に忘れられない事件がある。

一泊で無人島に漁に行った時に、事件は起こった！！

曳き縄漁をしてると、突然エンジン停止、
何事かと思い外を見ると、もの凄い太いエイトロープが、
四方八方に船底から顔を出している・・・・・

スクリュー上の窓から格闘するが、やれどもやれども全然切れない。
そのうち、見る見るうちに無人島が近づいてくる。

あわてて、ブリッチに入り、先輩漁師の船を無線で呼んだ。
数分で来てくれて、無事に凪の所まで曳航してもらた。
そして潜って切ったが、もの凄いロープの塊である。

切って外したロープはもちろん、船に引き上げる。
このまま、流してしまうと、また巻く船が出てくる為である。

そのロープがこれ・・・・



忘れられない出来事であった。

恐竜のいる島

木の上から「グギャーグギャー」ともの凄い鳴声が聞こえる。

その鳴声はまるで恐竜を想像させる。

この木の上には、その恐竜の巣が何個もあるが、
木が高く、木の上から恐竜の首がチョコチョコ見えるだけで、
正体はわからない？




しかし、こいつではないかと思われる一羽が、

朝、漁の片付けをしていると必ず現れる。






網を掃除中にこぼれる小魚を食べに来る。


しかし、この一羽だけ、
もう、だいぶなれて、人間をあまり怖がらない。


それも、こいつは何が気に入らないのか、
ちぎれた小魚は絶対に食べずに、
姿、形がしっかりしている物しか食べない！！！


なんとも贅沢なやつだ。




いつか、手から直接食わせられるのではと楽しみにしている。


ちなみに恐竜の正体は、まだこいつかどうかわからないが？

いつか、確かめてやる！！

延縄船

天気は回復したが風は強い、しかし夜には止む予定！？

港には他県からマグロ延縄船が入港している。

大型定置網から餌のアジ子を買いに来たみたいだ。

今から大海原に出て何日も沖に居るのだろう、

我が船とは比べ物にならない装備である。

方探（方向探知機、無線で相手がしゃべった方向、距離がわかるもの）２台、

衛星電話、レーダーが２台付いてる船もある。

生簀にはアジ子がいっぱい泳いでいた。

何日も沖に居る根性、見習いたい！

雨時化

外は雨、海も時化てきました。



魚ばかりで家族の報告もしていないが、
出産の為に里帰りをしている為である。
無事に生まれて、帰ってくるのは、ＧＷ明けになる。

たまに来る写真を見た感じだと、
やはり、弟ができておねいちゃんになった感じ。

深海魚 ぱーと２

深海魚・・・・いっぱい居ますね～！

やはり、変った顔つきばかり、




しかし、今日はかわいいやつもいる。



特にこいつなど、我が船の航海士さんの大好きなタイプ。



こいつがタイプということは、

私もこんな感じなのか・・・・

確かにおなかのあたりが・・・・



そっくりなような・・・

それも、どんどん大きくなってます。

将来は・・・・・

新しい朝

旧暦１５日　　　　　

満月ですね！！

夜中の出航でも、月で明るい・・・


しかし、夜の海の中で仕事をするには、

このレーダーは手放せません！！



わかりますか？

下側に映っているのが陸地で、

点で映っているのが他の船です。

レーダーがあるから夜でも安全に操業できます。

安全第一ですからね。

そして、仕事の終わりを告げる朝が来ました。



皆様、おやすみなさい。

深海魚パート１

底引き網には、
得体の知れない化け物のような魚が、
たくさん入ります。

写りの悪い写真ばかりですいません。

この、底引き網は深海を引くためです。

共通点は口がでかい魚が多いような気がします。

捕食している餌がでかいからなんですかね？

ほとんどの魚が売り物になりませんが、

「えぇ～こんな魚が売れるのかい？」

と思われる魚もいます。

それがこの魚、・・・・

ここでは「なまず」と呼ばれていますが、

本当の名前はなんと言うのですかね？

いい値段がするらしいです。

また、変った魚が入ったら報告します。

準備完了！！

相変わらず、風はビュービュー。
そんななか、き○なご漁の準備完了！！


今日の夜は市場の休みで出航できませんが、
時化てなければ、明日からき○なご漁にでます。
きびな○漁は夜のお仕事です。

夜中に出航して、水中灯できび○ごを集めて、


網で取るというお仕事。



夜ばかりの仕事な為、色白の私はどんどん白くなります。
漁師なのに・・・・・

一番上の写真の真ん中あたりに、焼酎のペットボトルがありますが、

中には焼酎ではなく、水が入っています。
それもずいぶん長い間・・・・・


しかし、不思議、不思議、
船の水は腐りません！
海上は陸地とは違い、いつも揺れています。
その為、ペットボトルの水はチャプチャプと空気と混ざりあい続けます。
それで腐らないらしいです。


しかし・・・・・・・・


なんとなくたまに換えてます。

立派なひげ

ひげ船長とは比べ物にならない・・・・・・



立派過ぎる「ひげ」ですな！



正体は皆さんご存知の「伊勢海老」さんです。

この立派な「ひげ」や「足」が折れやすく、

一本でも欠けてしまうと、

商品価値が下がってしまいます。

ん～　　困りますね～


　　（水中画像）

そんな伊勢海老さん

海に潜って岩穴などでたまに見かけます。

ウツボと居ることが多く、

ウツボの顔でよくびっくりします。



伊勢海老の天敵はタコで、

タコの天敵はウツボ、

タコは伊勢海老が大好物だが、

ウツボはタコが大好物！！

伊勢海老さん考えましたな！！

お手伝い

久しぶりに島に帰ってきて、





我が船を確認！！





さて、何の漁をしましょうか？





ん～・・・・・・・










思いつかん・・・・・・・









なんて、まぁ～　き○なご漁か曳き縄でしょうな。





まぁ～とりあえず、他の船でも手伝いますか。





えび底引き網の船が港にもっどて来たから、





選別の手伝いでも、





大きさ別に分けていきます。



結構難しい！？

おいしいえびです。

携帯からTest

先日、なつみとかわらに行ったら３メーターぐらいの高さに

鳥の巣がこんな低いとこにあってびっくり、

なつみは鳥の巣の中に卵があるか見たいと言い出した！！

肩車をしても見えないな～

しかし、鳥の巣に卵があるかも知れないと知っている事ににびっくり！

しかし、何の鳥の巣なんだろう？

航海１日目

二人目の子供が無事に生まれた。
これを機会に子供の成長や漁業などいろんな事を報告していこうかと思います。


まぁ、くだらない事などをボツボツ書いていきます。


このブログを始めることで、私たち家族の行動がさらに活発になれば嬉しいが・・・・


まぁ、あまり期待しないで見守ってください。