先日のカツオ釣りの中でも出てきたカツオ鳥。
以前先輩漁師に、あいつらはそうとう食い物には卑しいぞと教えてもらったことがある。
「なんせいつもナプキンしてるからな!!」
確かに白いナプキンをしているように見える。
このカツオ鳥は漁や釣りをしていると、
小魚を模倣した疑似餌に間違えて食いついてしまうことがある。
上の写真は決してカツオ鳥を虐待してる訳ではない。
ましてや捕まえて喰ってやろうという写真ではありません。
疑似餌を魚と間違えて、かわいそうに羽に疑似餌を引っ掛けてしまったのである。
なぜカツオ鳥の口を持っているかというと、
カツオ鳥は喰われるかと思って必死です。
自慢のクチバシでこれでもかと突いてきます。
それを防御する為にまずクチバシをつかみ「ゴメンネ」と言いながら優しく外す訳です。
このカツオ鳥は海外では「ブラウンブービィ」と呼ばれています。
ブービィとはラテン語 balbus (どもり)に由来し、
スペイン語 bobo (馬鹿.間抜け)が変形した言葉らしい。
この名前の由来は、スペインの無敵艦隊が大西洋を駆けめぐっていた時代
船上等では常時栄養不足に悩まされ、その補給手段としてカツオ鳥が大量に捕獲されたらしい。
カツオ鳥は他の鳥とは比較にならない程警戒心が希薄で動きも大変鈍く、簡単に捕獲出来るのです。
簡単につかまる為に「ドジな鳥.間抜けな鳥」と云う名前を付けられてしまったと記されています。
しかし漁師にとってこのブラウンブービィの協力があってこそ初めて大漁出来る大事な存在である。
それに遭難した時にもしかして・・・・・・・・
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