2008年4月26日土曜日

航行不能・・・・・

朝、漁を終えて港に戻る途中、
船が突然前に進まなくなった!!

ロープをスクリューに巻いたみたいだ。

こうなると、船はまったく動くことができない、
ただ、波、風に任せて流れるだけである。

方法は二つ、

一つ目は、ある程度、船が大きくなると、
スクリューの上に、窓がある。



ここから、スクリューの状態が見にくいが見れる。

そして、あけることができる。
(ちなみに、ある程度まで、海水が入ってくるが、
船の浮力でもちろん沈まない)

そこから絡まった物を切ったり、外したりできるのだが、
窓の直径は20センチほど、なんともやりにくい。

そうなると、もうひとつの方法を取ることになる。

それは・・・・・・・

船を捨て、岸まで泳いで港にかえるのである。

なんて、そんなことではなく、潜るのである。
水温18度、寒いには寒いが、我慢できる範囲?

潜って、スクリューを見ると、
なかなか太いロープをぐるぐるに巻いている。
6~7回ぐらいの潜水で何とかとることができた。

しかし、この時はブログ用の写真など撮る暇も思いつきもしなかった。

今では、何か巻いても少しは落ち着いて処理できるようになったが、
まだ、船を買って間もない頃に忘れられない事件がある。

一泊で無人島に漁に行った時に、事件は起こった!!

曳き縄漁をしてると、突然エンジン停止、
何事かと思い外を見ると、もの凄い太いエイトロープが、
四方八方に船底から顔を出している・・・・・

スクリュー上の窓から格闘するが、やれどもやれども全然切れない。
そのうち、見る見るうちに無人島が近づいてくる。

あわてて、ブリッチに入り、先輩漁師の船を無線で呼んだ。
数分で来てくれて、無事に凪の所まで曳航してもらた。
そして潜って切ったが、もの凄いロープの塊である。

切って外したロープはもちろん、船に引き上げる。
このまま、流してしまうと、また巻く船が出てくる為である。

そのロープがこれ・・・・



忘れられない出来事であった。


4 件のコメント:

はやまくん さんのコメント...

遭難しないでねぇ

ひげ船長 さんのコメント...

あれ~ はやまくん!?釧路にいってるんじゃないの?

埼玉鯰 さんのコメント...

漁師・・・大変ですね・・・・

可愛いお子さんの為にも

無茶しないでくださいねん!!!

ひげ船長 さんのコメント...

埼玉鯰さん

大丈夫!!全然無理してませんよ!!

意外と船は沈まないもんです。

ただし、他の船にぶつかったりしたら、

大変な事になるのでしっかり注意してます。

埼玉鯰さんも頑張ってくださいねん。